邦楽班では、箏・三絃(三味線)、尺八を中心に演奏しています。

箏は生田流、三絃は地唄、尺八は都山流で演奏を行っています。

演奏する曲は邦楽合奏のために作られた現代曲がメインですが、「六段の調」などの古典曲やジブリメドレーなど様々な楽曲に挑戦しています。

○邦楽について○
邦楽とは日本の伝統的な音楽の総称で、邦楽班の活動にある器楽による合奏のほかに浄瑠璃や歌舞伎、 能などの舞台芸能における音楽、大きく括ると雅楽なども邦楽に含まれます。

その邦楽の中で、九州大学邦楽部で行っている邦楽は箏・三絃・尺八を中心とした器楽合奏のことを指します。 ”中心とした”という言葉のとおり、箏・三絃・尺八以外にも胡弓・琵琶・篠笛・各種太鼓といった 多様な楽器を使用します。またその楽曲にも多くのジャンルがあります。

 
○楽曲について○

現代曲・新曲:箏、三絃、尺八、その他邦楽器を中心とした編成の曲で、比較的最近作曲されたものです。 昔からある古曲・古典曲と区別します。

例)『旅人考』、『哀歌』、『東風夜曲』、『IZUMI

筝曲:箏のために作曲された音楽です。箏のみの編成の曲以外にも、箏を中心とした邦楽器による合奏曲も 多く作曲されています。

例)『六段の調』、『春の曲』

地唄:三味線を用いた音楽のひとつで、地唄という名の通り多くの曲が歌を含んでいます。箏曲と同様に、他の楽器との合奏も行われています。

例)『黒髪』、『新娘道成寺』

尺八本曲:尺八の独奏・重奏による音楽です。 虚無僧により吹奏されていた古典本曲と各流派の本曲があります。

例)『一二三鉢返』(古典本局)、 『鹿の遠音』(琴古流本局)、『慷月調』(都山流本局)